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お薦めの書籍


性教育裁判
  --生養護学校事件が残したもの(岩波ブックレット)

児玉 勇二(著)

 「過激」、「極めて不適切な教材」として、障害のある子どもたちの性教育に加えられた政治家の攻撃。学校を守らなかった東京都教育委員会。メディアによるバッシング。全国的にも注目された裁判(東京地裁2005年5月提訴~2009年3月判決)で、何が裁かれたのか。「教育の自由」をめぐる必読書。



知的障がい児のための「こころとからだの学習」
 ―七生養護学校性教育裁判で問われていること
 『知的障がい児のための「こころとからだの学習」』編集委員会 (著)

 性被害者・性加害者になり得る知的障がいのある子どもたちを守るため、都立七生養護学校では「こころとからだの学習」と呼ばれる性教育を実践してきました。しかし2003年、この実践は一部の都議や都教委の手で壊されてしまいました。本書は「教育は誰のためにあるのか」を問いかけます。



行政の暴挙に卓越した論理で反撃
検証 七生養護学校事件 金崎 満 著
   群青社発行・星雲社発売

 本書は都立七生養護学校元校長の金崎満氏が、七生養護学校事件の全貌を明らかにし、今、都の教育がどのようにゆがめられてきているかを、徹底的に明らかにした待望の書である。

 著者は七生養護学校元校長という立場で、性教育に端を発した一連の攻撃の事実を時系列に沿い、客観的事実や多くの証言、都議会・都教委の記録や関連する法規や判例等の資料をすべて盛り込み、明らかにする。東京の教育行政の暴挙に対して、卓越した論理性で一歩も退かずに詰め寄った本となっている。

 今、東京の教育現場はトップダウンによる強烈な管理体制や競争原理によって萎縮し、児童生徒の実態にあった創造的な本来あるべき教育の取り組みが大きく阻害されている。 本来の学校教育を取り戻すためにも、この書は大きな力を発揮すると考えられる。ぜひ多くの方々に読んでいただきたい。


教員と保護者が連携をして作りだした七生養護学校の教育が、一部の都議により「過剰性教育」として取り上げられた。都教委も授業を見ずに教材を持ち去り、管理職・教諭を大量処分した。その一連の出来事をまとめ、考察する。

特集「性教育のススメ」にて何本かレポートが出ていますが、中でも加藤秀一(明治学院大教授)さんのレポートは秀逸。「性教育弾圧者が真に恐れているものは何か」七生への介入も的確に表現しています。

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ジェンダーフリー・性教育などへの攻撃が異常な形で行われている。国会、地方議会での議員の質問をテコにした教育行政への介入、一部マスコミの事実をゆがめた報道キャンペーン…。本書はその背景を明らかにし、正しい理解を得るために22人の著者が50のQ&Aでていねいに解説した。

国会や地方議会、一部マスコミなどで異常な形で行われている、ジェンダーフリー・性教育への攻撃の背景を明らかにし、正しい理解を得るためにQ&Aで丁寧に解説する


一人ひとりの姿を通して見えてくる豊かな性。親、教師、ボランティアにはなにができるか?“性”にかかわる課題をヒューマンな視点でなげかける。

多くの障害児(者)の姿を通して見えてくる人間性豊かな性のあり方。障害の有無に関わらず、性は生きる喜びにつながる。これまでまったく手をつけられていない課題に、ヒューマンな視点で正面から取り組む。


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